11月 24, 2016
トランプ当選以降、アジア通貨、特にリンギットがドルベースでヘッジファンドのターゲットになっているようです。
理由は他のアジア各国同様、ドルベースの借款に対するFRBの金利上昇のマイナス要因に加え、マレーシアの場合、原油安や不動産不況等の景気減速、銀行の現金保有率の低下が売り要因のようで、ここに来て中央銀行によるリンギットを買い支えも限界に来ているようです。
マレーシア政府はOPEC減産効果も直ぐには効果が無いと判断したようで、対策として、同国の企業が輸出で得た外貨の75%以上を通貨リンギに両替することを義務付ける新たな規制を発表しました。
これはかなりの異例措置です。
マレーシアに限らず、多国間決済はドルを使う事が一般的ですが今後リンギットに毎回置き換えねばならず、このままリンギットが下げ止まらなければ、商社、輸入関連会社は対ドルで大きく減益を強いられそうです。
しかし、マレーシアの経済状況そのものはまだまだ底堅く、日本からの投資については逆にチャンスと言えそうです。
Plus PM Consultantはマレーシアを中心に、周辺諸国のインドネシア、タイ、ベトナム、カンボジアに於いて、工場建設、建設コストダウン、物流施設建設など各種プロジェクトを通じて
日系企業様のASEAN進出・建設・各種プロジェクトをサポートしています。
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